映画の話

映画 覚え書き

豚と金魚

傑作 ロカビリー映画。トニー谷でラーメン屋の店長で裏で不動産の立ち退きに関与していたり、藤木孝が大家のおばあちゃんの金魚を食った猫の飼主の養豚場の主人に恐喝しに行ったり、恐喝のかたに貰ってきた豚と一緒に渋谷のライブハウスでロカビリー歌手としてデビューしたりと、暴走族hiphopサザエさん映画みたいなお洒落な映画でした。

最初 藤木孝が番匠の明日の夢が溢れてる。の三田明か?と思ったけど、こういう爽やか系の不良っぽい顔の歌手がバイクや車を運転しながら優雅に歌うシーンが多いミュージカル映画に、菅原文太とかトニー谷みたいな怖いおじさん顔系俳優が地元のスナックのママと不倫してたりしながら絡む50sミュージカル映画いいし、木下恵介の花咲く港のかけだしの詐欺師役だった上原謙みたいな、どっちかと言うと威圧感のある俳優が気の抜けたボケ老人紳士をやっているとこも良かったし、五所平之助の煙突の見える場所の時のコメディ俳優としての上原謙の良さを再認識した。

映画館にあった大井武蔵野館のパンフレットを見ると、エログロ時代劇や政治的ロシア映画特集、スカム ヤクザ映画やスカム不良少年映画に混じって、木下恵介増村保造特集が組まれているのが知れてとても面白かったし、筒井康隆のSFヤクザふざけ映画が一時期のクロネンバーグや現在のハーモニーコリンの流れに繋がってきているのかな?みたいな事も少し考えてみたりもした