映画の話

映画 覚え書き

スミス都に行く

ジェームズスチュアートを観ながら、ランジャタイの伝説のひとりぼっち集団で講師として来ていたチャドが吉本養成場時代のユリアンリトリバーにぶち切れた話を思い出した。
トンネルを抜けるとそこはラスト ボーイスカウトだった。で始まる川端康成の雪国は、もちろんノトーリアスbigのライフ アフターデスのmiss Uにおけるボリビアホワイトハウス=カサ ブランカの比喩である。

ジェームズスチュアートと言えばリバティバランスを撃った男を観た時、ドライヤーのゲアトルースののっぺりしたグレーの画面の車窓と印影の激しい公園の池の不倫のシーンを思い出したが、クリーンな政治家役のジェームズスチュアートが後に真昼の決闘のグレースケリーとヒッチコックの裏窓で共演する時、薄くオペラハットゲーリークーパーの影が付き纏う。
2pacのI get aroundにおける、「首の骨が折れてもなお以前として競争馬をチェックするアンダーグラウンドの王冠を被ったピエロ」のリリックがジェームズスチュアートの主演作品を指していたのだと気付きながら、ラストは完全にジャンルノアールの黄金の馬車になっていた。最後の方のボーイスカウトの子供達と地元の大人がカーチェイスするシーンがまるでちびっこ暴走族=ゲラ板を刷って特高警察に追いかけられる学生運動家のようであり、映像的にも面白かった