ラッパーの中には、批評家だけの奴なんかいらね〜。という意見の人もいるが、僕もユーミンと同意見。といった趣きで映画批評なんか読まねー。という側の人間だったが、その割には以前は映画批評家の意見ばかり気になって、ずいぶん訳のわからない映画をたくさんTSUTAYAで借りていた。要するに、批評家というのは初心者向けの人達の為に存在するもの。と思っていたのだ。
それで今朝 通勤電車でツイッターで見るものがなくなって、久しぶりに有名批評家のアカウントを読んでみると、デビットリンチのロストハイウェイはロバートアルトマンの空虚を受け継いでいる。とかジョンヒューストンはオーソンウェルズ映画をよく手伝っていた。とか、かなり納得がいくツイートを発見できて良かった。また、最近 フィルムノワールのDVDの中で安い金額のものばかり買い漁っていたのだが、「結局、ノワールみたいなジャンル映画はどれも似たりよたったりなのに、たまに1万円超えの中古DVDあんの何なん?こういうの買う奴 馬鹿でしょ?と思っていたが、その批評家の、たぶん昔に出されて今は絶版されているフィルムノワールDVDセットの画像が映っていて不覚にも欲しくなってしまった。
安いから買い漁っていたものが高くなる瞬間。その辺りがオタクが一般人の競争社会からお別れしていく いつもながらの見切り時なのかも知れない。そういう意味でラッパーはオタクとは断固として違う!という立ち位置も頷ける。
ただ、やはり、そこでなんとなく既にお腹いっぱいになる気分が自分の中で広がって興味が急激にうせて良かった。霧の中にあった古代都市が丸ごと消えてしまったような。この批評家より上の存在になってやる!みたいにギラギラし始めたら、もちろん買わないと駄目。なんだろうが。そういう精神状態のが自分の中で面倒くさくなってきて良かった。