どんなに体調が悪くなっても又吉直樹の渦だけは、しっかり視聴し続けている。最近の渦は、今まで長い年月をかけて一つ一つ確実に積み上げてきま温和な文化人 又吉直樹というパブリックイメージをぶち壊すような邪悪な表情で配信している。話の内容がどうのこうのよりも、このビーバスバットヘッドに出てくる雑に書かれた邪悪なアメコミのイラスト。みたいな表情が観たくて毎日 新着状況をチェックしている。
あと、何処か喋り方や話の運び具合が放送室の頃の松本人志を彷彿させる。パッと見の外見からは予想もつかないが、意外にも、まっちゃんとまっつん。似ているのだ。エクソシストから21人のビリーミリガン。そしてファービーからジョーダンテ監督のグレムリンへと至る過程ー君のとなりにいる人ってほんとに君が思うような人ですか???(スガ シカオ パレードより一部抜粋)
そんなこんなで中原昌也→町田康→筒井康隆のギャグ暴力装置文体。たぶん坂口安吾や久江十蘭にも続いていく筈...分析したら面白そうやなぁ...。と中原昌也の本をkindleで読みながらふと思いながらも、そんな分析は一切せずに、中原昌也氏 おすすめのキムギヨンのDVDを何本も購入してしまった。
これが凄くいい。結局 自分のセンスなどより中原昌也の勧めるものを愚直に買っている方が、結局 浪費の額を大幅に抑えられる。しかし、このように孤高のイケてるアーティスト気取りの趣味人を装いながら、やってる事は帰属意識と権威主義という保守的なオタクの集団心理こそ、本家 中原昌也氏の最も忌み嫌う態度なのだ。
これが群れるパンク。通称「蒸れパン(スチームパンクー元々はマリーアントワネットの「パンが無いなら蒸れたパンティを頭から被って電磁波対策をすれば良いじゃない?」という台詞を実践したであろうイーロンマスクの髪型が語源になっているーこれは厳密に言うと古今亭志ん生の粗忽長屋の一節に登場する自分の頭の上に咲いた桜の木でお花見をする人と構造原理としては全く同じなのだが......。)という恐らくパンクスピリッツとは真逆のアナーキーやアバンギャルド気取りオタク的趣味人達の態度なのだ。
いかん。いかん。このような話しをしていると又吉直樹の渦の話をしていたつもりが、いつの間にか伊藤潤二のうずまきの話しを熱く語っているような錯覚に囚われはじめている。このような事がないように、色々と人の話しの途中で疑念を挟まずに、まず人の話しは最後まで じっくりと聴くべきなのだ。