アランギロティを劇場に追いかけにいく資金力や社交性はもう無くなった。...と思いながら、なんとなく未練がましくアランギロティ映画祭のホームページを観ていたら著名人のコメント欄に、「セックスしなくても一緒にいる事ができる」という品川祐の名前を発見する。流石に 品川は小説、映画監督と多方面に才能を発揮する文化人芸人としての一面もあるし、このような村上龍的なフリーsexに対する自由奔放な見解を公にコメントしても恥ずかしくない社会的地位なんやろうな...と懐かしくなった
それで、なんとなく懐かしくなり鬼越トマホークのyoutubeチャンネルの品川祐の回をダラダラみながら、建築現場の詰所とかで舘ひろしとか梅宮辰夫的な大御所がいるところで ひょうきんものの親方をアピールする品川祐と別会社の社員 鬼越トマホーク。みたいな画面越しからくる圧に対して、「とりあえず俺がこの場にいたら パシリ作業やゴミ拾いなどに徹する事でいくらか無口ながら人畜無害なハキハキした兵隊をアピールするやろうなぁ」と思いつつ、よくよくアランギロティのホームページをもう一度 確認したら品川祐ではなくて品川悠と書いてあった。
結局は品川悠って誰?
この映画は、イタリア人アントニオーニが撮った アメリカの70年代学生運動の映画だが、僕は本当は、最初に黒沢清の回路を購入した時にゴダールのフォーエバーモーツァルトっぽいガラスや曇天の表現がホラーに応用されていると思い、ゴダールを買いたかったが金をケチってアントニオーニの映画のフリー動画を観ている内に、なんとなく600円くらいなので買ってしまった。それで蓮實重彦のショットとは何か?実践編。で書いてある ヒッチコックのめまいやオーソンウェルズの黒い罠の切り替えしの回転ショットについてやヴァンダースの鏡表現の部分を読んでいて、カメラ移動の理屈はわかったけど、結局何の目的でこのような手のこんだ事をやっているのか?まるでわからなかったけど、ルビッチの極楽特急を観る事で完全に理解した。
つまりヒッチコックのめまいがゴダールや黒沢清に繋がっている。みたいな思いこみがあったが、そもそもヒッチコックのめまいがルビッチの極楽特急を反対側から観ている。みたいな映画だったし、黒沢清のカット割りからゴダールに興味を持ってゴダールの中期を一本買うよりも、鈴木則文のエロ将軍と21人の妾を観てもゴダールのカット並にトリッキーなカットで繋いでいる。ようにも思えて、ゴダールよりも、むしろ鈴木則文がもう一本欲しくなった。ちなみに、将軍が吉原に行って筆下ろししてアクシデントでチンポが抜けなくなる。みたいなシークエンスをゴダールだったらどう撮る?みたいな事を考えているのがタランティーノ。みたいな気もしながら、石井輝男の怪談昇り龍を見直すと、キムギヨンの極楽蝶と寝る女との酷似に気付いたりもした。
それで、なんで冒頭に品川祐の話をしたのか?と言うと、砂丘の冒頭の部分で学生がどうやって学校を武装して封鎖するか?と言った討論しているのを観ながら、品川祐が浮かんできたり、そこに熱心に話を聴いている学生の一人にマジカルラブリーの村上みたいな顔があったりするのを観ながら、品川祐 全盛期の頃のアメリカ映画 ガスヴァンサントのエレファント。を思い出したりしながら、今の読書 散歩好き芸人。全盛期の流れについて思いをはせたりしつつ、この砂丘のガラスの透過と反射の表現が 完全にヴェンダースのパリ テキサスに繋がっていく。な。と思いつつ、パリ テキサスやアメリカの友人。ニコラスローグの素晴らしき冒険旅行や蓮實重彦のショットとは何か?実践編の 話の元ネタになっている作品でありながら、パリテキサスや素晴らしき冒険旅行よりも映画として地味で全然 面白くない。ただ、人気がないから これが元祖の表現だけど 安い。
安くて歴史的 価値がある。けど、つまんねえ。って何だ?と思いながら、本物志向って 結局なんなんだ?みたいに思ったりもしますね。なんか、京都の精進料理を次郎系ラーメンを食い終わった後 みたいな感じで大声で「美味え!」みたいな感じで叫んでいる。みたいな。なんか、こういう風に自分のしょうもない細かい発見を書いていると 美味しんぼの山岡士郎の実写化。みたいな気分になっています。
それでも、僕の中で ターンテーブルを買わないでDVD買う事のみでターンテーブルを買った人。みたいな気分になる。というプロジェクトはだんだん実現していっている。ような気もしたり致します。
結局 ターンテーブルを買う。という行為自体が結構な金額なので、ターンテーブルを買わないで頭の中にターンテーブルを作る。事にかける金額は、ターンテーブルを買ってレコードも買う。やターンテーブルを買っても使いこなせずやっぱり売る。人よりもだいぶ節約になっている。みたいな発想でここまで突き進んできましたし、もはや
「サクセスストーリーとしての究極の節約メニューは、山岡士郎の夢を見るか?」
みたいな小説も書けそうな勢いです。
しかし、そもそもルビッチの極楽特急だけ買えば良いし、結局のところ、それの別サンプリングバージョンを無限にいくつも購入して喜んでいる。みたいな事も言えそうです。そうなると、とんでもない無駄遣い。なんですよね