映画の話

映画 覚え書き

中原昌也の映画評と濱口竜介の映画評の違い。

元々 中原昌也の映画評から映画を見始めたので中原昌也の映画本を買って映画を観続けていても、なんのストレスも疑問も感じなかった。ただ、金がなくなってきて濱口竜介蓮實重彦の本を立ち読みするようになって、自分が今まで買ったDVDを何回も見直したり黒沢清がネットで進めているものを買ったりしている内に、フラィッシャーの「その女を殺せ」と「札束無情」ばかり何回も見直すようになると、ヒッチコックとかデビッドリンチとかクロネンバーグとか石井隆とか通常の90年代のハリウッド映画の語り口がめちゃくちゃ遅く感じるようになってイライラするようになってしまった。

それで、投げやりな感じでイライラしながらマリオバーバやルチオフルチや鈴木則文を見直していると、めちゃくちゃ昭和っぽい古臭い絵と失敗した火サス。みたいな設定で、スーパーモデルみたいなゴージャスな女性達が吉本新喜劇みたいなシークエンスの中で生ゴミのように殺されていく。その殺されていく様自体は 不快感しかないのに、めちゃくちゃ綺麗な夕陽や明け方の空に ニノロータみたいな とても甘いメロディを聴いていると、「今!俺は映画崩壊の瞬間に立ち会っているんだ!」みたいな子供の頃 夕方観ていた野球アニメ キャプテンを観て留守番していた。みたいな気分になり、こういった猟奇的なゴミホラー映画をスポ根アニメをみていた時みたいな感じで しんみりと観るのも良いもんだなぁ。と思いました。と、同時にまた中原昌也のおすすめする映画に回帰していったわけです

そんな感じで、オードリー若林主演のヒッチコック「サイコ」の忠実なリメイクも 良いな。と無責任に思いました。これは、かなりお洒落な作品になる!白い肌に食い込む鞭 もジャルジャルの福徳が娘を殺されたお婆ちゃん役で出てたし