映画の話

映画 覚え書き

レースを編む女

イザベルユーベールを初めて観た。あまり派手に綺麗な女優さんではないな。と思いながら観ているうちに、その独特の内向的な演技に魅力されていった。不器用でナイーブな男女の歪さがとても純粋で深いものに感じられた。時に七色に反射する宝石であり時に寡黙な大理石の彫刻の冷たさと硬さといったような。 また、70年代サイケ〜フラワームーブメント〜がすでに時代遅れの年寄りの懐古趣味になっている描写が、今の自分にとてもリアルに感じられた