ルネクレールのサイレント時代の到達点...という事で退屈な予感はしていたが、思ったほど眠くなる代物ではなかった。もちろん単調表現が多くて眠かったが。
良かったのは、アイズワイドシャットやバイオレットレジエール、吸血ギャング団。はては
ファイトクラブの
トムとジェリー的不倫恋愛ドラマの構図と
ナチスvs
レジスタンスの諜報戦のダークさに意味が重なる〜
暗殺の森の舞踏会シーンや
フリーメイソン系の不気味さが、軽めのコメディの画面に交錯していく感じだ。そのような、いつものルネクレールの軽めのドリフのドタバタコメディにダークな
心理的影がときおり点滅している面白さを味わうような映画のように思えた