映画の話

映画 覚え書き

ガールマイヤー三部作

出かける前に猫の下痢が悪化していて、あまり画面に集中出来なかった。帰宅して更に悪化していて、ノイロゼーになりそうになって、セミントラを投薬するのが本当に恐怖だったが、投与して不安的思考を無視して気絶するように寝たら、今朝は嘘のように元気でホッとした。アゾディルを投薬すると下痢になるし、しないと便秘になる。下痢止めや吐き気止めは常に投与しているが疑問だ。自宅での皮下点滴の時期も毎回博打だ。病状が激変するので、その度にかかりつけの医師のテキトーな喋りに殺意を覚えるものの、今朝の何事もなかったか?のような態度に「お父さんはあたふたし過ぎですよ。もっとどーんと構えて見てください」という女医さんの言葉がフラッシュバックしてくる。最近は週末もこんな感じで、常に自分の選択権に恐怖し疑心暗鬼なのだが、このドイツ表現主義ど真ん中の映画もドイツの経済破綻からナチス政権までの期間に作られているせいか、常にそのような精神状態を描いている
このナチス時代のクドカンみたいな人ーガールマイヤーの作品も最初つまらなそう。と思いながら破片と裏階段2作とも内容つうか思想がギシギシに詰まっていた。フォントのデザインさえ、どこか思想っぽかった。いや思想というか、これがこの時代のドイツのデザインなのか?なんだっけ?バウハウスか?3作目は纏まりのない駄作のように思えた。

パウルレニはいいな。と思った。アカデミックなアンタッチャブルのコント。みたいな感じだが、わざわざ無理してこの映画作家を週末に忙しい時間をやりくりして掘りおこさして通ぶらなくても、家で猫とアンタッチャブルのコントをみて終わりにした方が、むしろ時代の進化についていけてる。ような気もする。つまり、自分にとってのパウルレニは現状そのレベルの理解なのかも知れない。し、アンタッチャブルのコントに飽きたら、ファズビンダーとかヘルツウォークでもみたらいい。