映画の話

映画 覚え書き

試される焦土

ヘルツオーク特集 どれも面白かったのに、これは失敗したかな?と思うほどのアニマルプラネット的なノリに寝てしまったのだが、最後に目が覚めてエンディングまで見た時に、この映画そのものがドイツウーハー映画「パンドラの箱」の系譜を伝承したハリウッドバビロンの悪夢そのものなんだ!と気付いて、めちゃくちゃ陶酔した。昼みた、日曜日の人々→野獣の青春→燃えあがる焦土。が先週末みた山本薩夫泥棒日記→証人の椅子の日本映画におけるアメリカンニューシネマの先駆けを見た感動がシュトロツエクの不思議な旅を「ガスバンサントの先駆け」として発見した感動に混じってしまった興奮かも知れない