映画の話

映画 覚え書き

私はモスクワを歩く

美しい。あまりにも瑞々しく美しい画面と音のヌーベルバーグの原石がロシア産である事を知る サブカルスノッブ的な自分の歪んだ愉悦。パウロ ローシャの青い春を観た時の感覚に近いかも知れない。あの作品は優しくて深く暗かった。こちらは、何処までも透き通るように瑞々しい。 冒頭のホラー映画っぽい空港の女性のカット〜吉田喜重「水で描かれた物語」の浅岡ルリ子が集合写真で片足を上げるカットの静止にも似た〜から始まる木琴のミニマルテクノのようなオープニングも○