映画の話

映画 覚え書き

四月

あらゆる文脈のヌーベルバーグに悪酔いするまで酔い続ける事がフィルムノワールであるとするならば、このオタールイオせアーニー監督の村川透的殺人遊戯もボディが透明になるまで観続けるべきだろう。しかし、俺にとってはずっと眠かった。

 

ボリスバルネットの帽子箱の女。みたいな話を受け入れる心の余裕は俺の人生にはついに訪れず、瞬間瞬間の素早く通り過ぎていくあらゆる景色に条件反射でチワワのようにあらゆる影に怯え悪態をつきながら人間に対するあらゆる悪感情が忘却の彼方に消える日を待つのみだろう。そういえばマッシブアタックのプロテクションのPVは良く出来ていた