映画の話

映画 覚え書き

素敵な歌と舟は行く。

冒頭の鳥 素晴らしかった。ジュディクスの鳥人間からアンダルシアの犬の目にカミソリに繋がるとは思わなかったし、シュトロツェクの不思議な旅のデリ強盗が失敗するシーンもブレッソンラルジャン的にも続 黄金の7人的にもカルメンという名の女的に見せる事も可能なんだ?という気づきがありつつ、フォードの太陽は光り輝く。ガスヴァンサント マイプライベートアイダホ。などが浮かんでくる場面もあった。

 

コントの連鎖が映画になっていく。という手法で一部ブラックギャングスタムービーの パロディっぽい描写も楽しかったが、よく考えると若松孝二が鉛の墓標や東京mad、セックスジャックなどで、このような映画を作っていた。と1日遅れで気付いた。

 

小噺が続く感じはブニュエルブルジョワジーの密かな愉しみ。自由への幻想。銀河などのコントからコントに繋がりながら階層的に奥へ奥へと深層心理と場面が交錯していく手法は、すでに忘れられた人々や乱暴者などにも見られたな。と思いつつ、

イセオアーニの4月や落葉などの初期作品を観ていて良かったな。と思った