映画の話

映画 覚え書き

その男を逃すな。

芸能人に自分のブログが監視されている。タッチ オブ ザ エビル!オーソンウェルズのオールナイト笑点!という妄想に囚われてはや二週間。さっき視聴したハライチの番組のミシシッピバーニングみたいな南部の雰囲気の信長の野望の話や問わず語りの神田伯山の邪悪な笑い声が悪魔のように頭の中でフラッシュバックし、まるで自分がマスメディアから思想犯として追われる目から逃れて映画館に逃げこんできた。みたいな気分でこの映画がみれて最高だった。ヒロインの女性が汚名の頃のイングリッドバーグマンに似てるな。ヒッチコック→オーソンウェルズ→伊集院光!と思っていると、最期にロリータの自殺したおばさんである事に気付き、ハライチ岩井!ハッ!となったが、もはや世界はドリフのコントである。飛ぶ鳥を落とす勢いで元旦からセット=自民党=世界を破壊していけばよい!シェシェシェのシェー!(これはアストロイドシティの赤塚不二夫オマージュになります。)あの宇宙人。スタードッキリマル秘報告やったんやなぁ。と思いながら、この映画と今週のradikoで、ドンシーゲルのSFボディスキャナーや黒沢清の叫びなどが頭の中でリンクできて、だいぶ繋がり、この年の瀬に探偵ナイトスクープヒッチコック劇場を体験できて良かった。芸能人の皆さんありがとう。

 

もしかすると、この時代のアメリカは赤狩りや不景気による強盗、LSD覚醒剤などによるパラノイア、リストラなどの増加で、観客の大多数も犯罪者予備軍としての意識を共有しながら映画館の暗室に社会からの逃避場を求めていたのかも知れない。かって素人松本人志予備軍として、自分勝手な創作シュールギャグをかまし仲間内で大爆笑をとったつもりになり歌舞伎町でヘタなストーリートナンパを夜通し無意味に繰り返したKING of comedy達がツイッターで芸人松本を斬る!まさにsummer of sam!SFボディスキャナーである