映画の話

映画 覚え書き

ピーターグリナウェイ

ピーターグリナウェイは不味いもん食わせる店。プラスチックで作った昆虫食みたいな。食感も人体への悪影響もダブルでくるやつ。そんな気持ちで、三作目のzooから1作目の英国式庭園殺人事件を見直してみるのも良いだろう。冒頭がホウシャオエンのフラワーオブ上海の撮り方と被っている。そこから同じ遊郭の光の加減の「恐山の女」マックスオルフェス「快楽」の冒頭の回転シーンまで遡ってからベンダース「ニックスムービー」と繋げても良いだろう。そう考えるとビーチバムとかスプリングブレーカーズとかミスターロンリーとかも一応観とけばよかったってなるし、最期ジャンルノアール素晴らしき放浪者」前に「2001年」かぶせてもいい。

そうやってひとルーティン作ってから、ゴダールの決別なんかと15分くらい遅れてスクリーンの両側から並走させても良いですね。尺の長さが1対5くらいになってるからゴダールの方を5倍ゆっくり上映して尺合わせたりとか。映画と演劇を融合させたり、物理的に2mおきに落語家を配置して5分遅れで同じ落語の演目。動く落語家の背後に文楽の黒子的にラッパーがいたりとか。それがウーハーでダブがかかっている。中央に大きなレバーがあって引くと、落語さんのこめかみに直接 高圧電流が流れて喋りが徐々に減速して止まり、最期に口からエクトプラズマ的なものが放出された後に番号の旗が出てくる。その旗の番号が全て揃うと、地下から大量の金塊が次々と噴水のように噴き出してくる。上からヘリで近藤正臣高見沢俊彦のコスプレで降りてきたり。そんなスーパーボウル落語hiphopカジノレイブー通称 わんぱく万博太陽の塔ーみたいなどデカいお洒落イベントも将来的に吉村知事や小池都知事あたりが実現してくれる事でしょう。

 

だから、マックスオルフェスからキューブリック。ピーターグリナウェイとかウルリケオッティンガーでも被せやすいんすね。