映画の話

映画 覚え書き

hiphopは不良の音楽

hiphopは不良の音楽。などと世間ではよく申しますがぁー。今回 わたくしは、今さらキングギドラやユーザロック聴いてる年齢でもないだろう。という事で広沢虎造を聴いてみたところ......

不良の世界というか、お爺ちゃんすね。声が圧倒的にお爺ちゃん。ただ、確かに不良の世界観。だけれどもお爺ちゃん。圧倒的に不良。だけれど圧倒的にお爺ちゃん。

それで、即座にcdをストップして、ビギーや2pacやJayzを聴きながら オマーとかもいいな。なんて平凡な若い日々をマシマシに美化させて自分に酔いかけていたわけなんですが、ふと我に帰って

これって結局...これって結局 輩系の日本語ラップアルファードとかで大音量で聴いてる人より客観的に見てより恥ずかしいし、より圧倒的にオッさんで馬鹿っぽいんすよね。

結局、自分の人生が上手くいかない事を子供やペットをコントロールする事で解消しようとし、それも解消できないとなると子育てで消費出来なくなったアートを批評という形でコントロールしようとする。

しかし、そもそもの人生に対してのセレクターセンスが若い頃から無かった。それが店やセンスある友人のおかげで誤魔化されていた。その誤魔化しが効きにくいのが服装だった。だから、若い頃から流行りものを着ているのに服装だけ、服装だけがほんの少し、ほんの少しだけ周りの若者と比べて、いつでもちょっぴりおかしかった。

貴方の周りに、もしそんな中年がいたら連続幼女レイプ殺人犯です。背中にチョークでMと書いて最寄りの警察暑にすぐ知らせましょう!
そうすると、フイリッツラングのMと同じ物語になります。つまり、未知との遭遇。とMは似た映画と考えれると思います。それが蓮實重彦未知との遭遇におけるアメリカのファシズムの捉え方になります。ファシズムの対象は宇宙からのメッセージでもロリコン犯でも服装が少し変なオタクでもなんでもいいんですね。とにかくアダルトビデオのメーカーと一緒で新作の奇人変人の容疑者を毎月6タイトルリリースしていかないといけない。そうする事でユーザーにそのレーベルが定着していくのと同時に国民の治安維持にも繋がっていくわけです。そして、Mの一文字からインディアンの呪いとポップアートを関連づけてredrumとして逆さ言葉にしたキューブリックhiphopを暗示というよりファーサイドdrop。という曲の出現を暗喩しているわけですが、シャイニング→博士の異常な愛情→ロリータと遡っていくと、やはりフイリッツラングのMに近づいていくんですね。これが映画史におけるhiphopコックリさんになります。
ただ、それだけではなくてキューブリックのアイズワイドシャットや時計じかけのオレンジや2001年など含め全ての作品をマッシュアップさせるとルノアールの「素晴らしき放浪者」一本に纏まってしまうので、キューブリックhiphopも全部忘れて下さい。ジャンルノアール一本だけ見れば充分です。今日はそれだけ覚えて帰って下さい。それで、だいぶ時間もお金も節約できますから。それで節約した分を月々の癌保険の支払いやnisaの方にまわしていただければ....,(ここでてんてんてんやろー!若者よ!こういう時に、てんてんてんは使うんやで!)