映画の話

映画 覚え書き

破局

いい加減に生きていた時よりも糞真面目にやればやる程にあらゆる金銭、病気トラブル、リストラ、裁判ざたに見舞われ、反比例して胡散臭い女や金儲け話を持ちかけられたりする頻度が増えていく。こうした状況がうららかな海辺の光と海岸の霧で呆けたカメラ、カモメ、異国への憧憬、エキゾチズムとロマンスと後ろ暗い過去の中で展開する上海からきた女やヒストリーオブバイオレンスの元ネタだが、浮雲っぽさもあった。流砂のオマージュがリンチのロストハイウェイだが、ロストハイウェイのストーリーを逆回転すると上海から来た女なりこの映画になる。みたいな発想から更にロストハイウェイとヒストリーオブバイオレンスの未来からくる犯罪と過去の犯罪が追っかけてくる犯罪を同一レイヤーで交錯させるとマルホランドドライブになる為、ニコラスレイの二人の女にも少し似てるのかな?みたいなのあった。それで、今偶然ネットで検索してみると大砂塵というニコラスレイの映画がそんな感じで、ウィスコンシン派特集のニコラスレイ特集の時に全てのニコラスレイの映画観ておけば良かったかな?今回の特集でもかなりメキシコ時代のブニュエルの引用があり1/4くらいしか見てなかったの後悔したし......みたいになっていくのが本当にノイローゼの始まりというか耳なし芳一 宮崎勤的なので。結局は、耳なし芳一宮崎勤事件とMと牡丹灯籠と愛と幻想のファシズム、全部ざっくりおんなじ話?みたいな大雑把な解像度で広告や芸能、政治ゴシップで語られる物語もみたら良いと思う。これが必殺!水野晴郎シベリア鉄道は凍れるなぁードストエフスキー大霊界 第一弾!〜ダウンタウンの絶対に笑ってはいけない北の国から核弾頭〜なのである!ただ、これだと全体的な雰囲気やギャグがSAMい方向に行ってしまっているので、本来サムイ島は暖かいもんだから。やり直して、絶対に笑ってはいけない北の国からクールランニング!ジャマイカのボブスーレの選手が東京オリンピックを目指して人間魚雷!奇跡の感動ドラマ密着警視庁24時!2時間スペシャル!みたいな番組は...もう要らんでしょうな。と、千鳥とかまいたちのお金をかけない若いカップルのデート術みたいな番組みながら思ったっすねー。あと、こうやって頭が話まとめられなくなった時に伊集院さんが話しの緩急つける為にダラダラ脱線してくトークの雛型を半ば無意識的にパクってんだけど、こういうトークを下手に真似たファンがどんどん増えると、本家のトークのその部分だけチャンネル合わせて初めて本家のトーク聞いた時に「イラっ」とするかな?って言うのが松本人志の話のイジメの笑い概念問題の話で例えばパワハラ上司と虐められっ子部下がともに松ちゃん信者で松本人志劣化コピーみたいなトークしだして双方ストレス溜め込みながら仕事してる場合みたいな仮説を考えた時に被ったのと、ハライチの岩井のラジオ聴いてて、アニソンとスピッツしか聴いてないのにターンの番組の音の入れ方とか番組進行のリズムとかセンスがいいな。と思った時に「俺も有り合わせの流れてくる情報だけで日常生活面白く快適にできるのかな?映画に金使い過ぎでしょ?」みたいな両方ありましたね。