映画の話

映画 覚え書き

ハライチのターン ノリツッコミ分析

ハライチのターンでボケやツッコミを反対するように見えて逆に補強するノリツッコミのパターンがいくつかあるな。と思った。

要するにその場その場のボケとツッコミの高低差によってむしろ電流がその方向と垂直に流れていく。色々な仕組みと似ている

1.考え方の前提そのものがおかしいのに、保護観察官のように叱りながら、相手のボケを強化する。相手も叱られながら言い訳するように更にボケを拡大

2.ボケてる途中で、ツッコミの方が調子に乗りすぎてボケの領域にきた時、ボケの方が急に疑問を投げかけるというか、質問形式になる

3話のコシの一つ前の段落で、相槌を入れるふりをしながら哲学的な本筋と関係のない分析を詳細にいれて脱線を終わらせるばかりでなく、落ちへの推理を微妙に含ませる

4.ボケにしろツッコミにしろ相手の喋りを一切無視して急に機械的に会話進行しだす

5.一度まあまあまあ。など、なんとなく泳がすように否定して2度目相手の話しに乗っかってひろげる。このパターンを2回繰り返して4にいく

6.思いっきりボケてから、状況描写や心理描写を急に詳細にはじめて会話の広がりを塞ぐ

7.つまらない話に対して、いきなりアニメの話をめちゃくちゃ詳細にはじめて会話の流れを元に戻す

7.ギャグへのコメントに、コールの掛け声の人と、囁くようなガヤの常に2バージョンいれてサラウンド効果をだす

8.進行を独善的に強引に終わらせた後、急に自分自慢などして進行管理をめちゃくちゃにする

9.反復ワードをくりかえしながら、副詞→名詞s→動詞v→行動パターンシステムへと進化していく。

 

このようにハライチのラジオの会話をざっくり分析してみると、このコンビのボケとツッコミは頻繁にスイッチして最終的に一つのベクトルに話が集約されていく。という所まできてはじめてこのコンビがボケとツッコミとかではなく、微分的と積分的みたいな役割担当なのかな?と、ようやく最近のmanzai事情に少しずつ少しずつ頭が追いついてきたし、私のように一回文章化してみないと、全く話の構造が永遠に理解できないおじさんも私以外にも存在する事だろうと思った。

「だから、俺はいわば老害おじさんの為の社会事業をやってるんだ!」という、溝口健二の赤線地帯の進藤英太郎の真似をしたんだけど、君らにはわからんだろうなぁ...ふおっふおっふおっ」という進藤英太郎の真似をする大滝秀治の真似をしながらシームレスに馬場の真似に切り替わる関根勤の物真似をしたのだが、若い君らには俺がキング オブ コメディとかジョーカーみたいな移民国家の怪しいターミネーターおじさんにしか見えへんのやろうなぁ…。まあこのギャグも今週の東京ポッド許可局からパクってきてるのだが。

 

恐らくは今の他のお笑いのコンビも、もはやボケとかツッコミとかの世界線の棲み分けではないのは明白だ!尚このブログは1分後に爆発するが他のsns老害おじさんの今後の健闘を祈る!