映画の話

映画 覚え書き

暗殺の森

以前、暗殺の森みた時、体調があまり良くなかったせいもあって今ひとつだったが、今さら松本人志問題のご意見番発言をしている芸能人がたくさん湧いてくるのを観ると、まさに暗殺の森っぽい表現だなぁ。と思いつつ、やっぱベルトリッチより吉田喜重のがかっこよかったな。と改めて思った。

やっぱ、血は乾いている。とか水で描かれた物語。っぽい芸能ゴシップ感というか、闇を横切れ。とかもそうだし、結局、川口浩とか三上真一郎とか芳村真里のキャラが後の沢田研二とかショーケンとか松田優作とかGS映画のキャラに進化してくんだけど、今の芸能ゴシップとか報道はイタリア映画みたいな感じなんだろうな。なんか、あんま好きじゃない。イタリア映画あんまし、じっくり初期から観てないせいか何処に繋がってくのかよくわからない。

あと、アメリカ人つうかハリウッド映画が贅沢っぽい表現する時は、ドイツ映画とかイタリア映画っぽいニュアンスにするような気がする。だから、まあ今回のゴシップも暗殺の森っぽいムードにしたんだろうな。50年代のフィルムグリとか観ると、そんなにイタリアっぽさないんすよね。やっぱ、スコセッシとかベルトリッチの存在がでかいんすかね。やっぱゴッドファーザー日本人好きだもんな。あれよか、ヴィスコンティの熊座の如くとかベリッシマとかのちょっと気持ち悪いほどのゴシップ感のが良かったな。ドーナツにグレービーソースかけてるみたいな