映画の話

映画 覚え書き

ジャガーの眼

正直、爆笑問題カーボーイを聞きながら、ウッディアレンの映画もウッディアレンも松ちゃんの下半身ゴシップもあんま意味わかんないし盛り上がんねえんだよな。皆殺しの天使もよくわかんないし。はっきり言ってつまんなかった。と思って、今日の映画みたら、完璧なこの映画の解説になってて「やべー」ってなったっす。

あと、やっぱり名取裕子とか藤純子とか八千草薫とか宮沢りえとか日本人の艶やかな綺麗な女優さん 沢山いらっしゃるんだけども、フランス映画とかポルトガル映画の女優さんの理性が飛びかける肉欲的なエロい仕草 大画面で口元の部分とか添えられた手首の動きとかをゆっくり舐めるように観る感じとか、やっぱり別格だなぁ。と思いました

 

出だしの小木矢作のメガネびいきみたいな感じから、いきなり必殺仕事人みたくなる感じもヤバかったし、なによりステファーヌオードランが喪服からグワっとエロモードになってく背後で薄くバートバカラックっぽい曲が流れてるシーンとか、拳銃奪い合うとこまでほとんど脚隠れててキャットファイトでいきなり黒のガーターベルトの美脚が強調されるのとかも良かったです。

ずっとジェーンバーキンこんなにエロかったっけ?と思ってみてたら、マリーラフォレという女優さんで、とにかくコメディっぽい仕草なんだけど映画が進行するほどにどんどんどんどんエロくなっていくので、勃起するというかガッツポーズ出る感じのエロっすね。正直、ブニュエルの脚フェチとかウッディアレンやブニュエルのしつこくて早漏っぽい反復下ネタとかあんましピンときてなかったからこの映画で分からしめられた感じです。確かにフレンチ映画だから早漏である事をお洒落枠に入れんなよ。みたいになってたけど、ゴルゴだからなんすよ!ゴルゴが遅漏だったら行為中にスパイに射殺されてますよ!プロ意識なんすよ!早漏だっていいじゃない?トウギャザーしようぜ!

 

あと普段はブニュエルとかウッディアレンのスリーパーズとかヒッチコックとかイタリア映画のセッソマッソとか黄金の7人みたいな ああいうコテコテのスパイエロコメディなのに、細かい細部の描写のズームになった時だけルビッチの真珠の首飾りとかレイフヤードの吸血ギャング団みたいな古い映画になる感じも良かったです。

 

まさにまさにスパイ映画のディープな部分。皆殺しの天使に集約されてたな。と思いました