映画の話

映画 覚え書き

雪婦人絵図

松ちゃんや長渕や広末の話を雪婦人絵図にすなーーっ!みたいな感じで観ると、贅沢なマダムのお昼のひととき...ひととき融資感が味わえると思う。箱根の高級リゾートの高級旅館にお忍びで来る訳ありカップルというのを自分なりに想像してみる。余りにも!いや、余りにも高級な!

そういう意味で日々のsnsにおける松本人志という固有名詞も全て長野の松本城のあるじみたいに言い直したり、更に変化を加えて長渕建設(屋号)所有の松本城の乱〜戦争未亡人ー広末公爵夫人などと肩書きをお好みで付度したり...日々のゴシップツイートのデコレイト投稿もこのように先鋭化。マッシュアップさせていくと、よりゾクゾクして実際の日々の生活にも身が入ってくるように思う。

 

冗談はさておき、この映画は中期溝口映画の特徴。祇園の姉妹とかもそうなんだけど、ほとんど引きの絵で物語が展開していく為に、以前 殿と雪婦人のsexを盗み見してキャッキャ騒いでいた従業員が後半、刃物を振り回して殿を殺そうとしたり、ほのぼの画面と転落地獄画面の絵に全く感情的な差異がない機械的な不気味さを堪能出来たりもするのだが、ふとエドワードヤンのクーリンチュー殺人事件の画面手法と同じだし、これは心中天網島とかの文楽表現か?と思ったが、ジャジャンクとかのプラットホームもそうだし。これもしかすると中国の武侠物の京劇の雰囲気なのかな?とふと思った