映画の話

映画 覚え書き

皆殺しの天使

hiphop界隈は個性の世界だ。それぞれのラッパーに支持者や後援会みたいなモノがあって、そのカリスマラッパーみたいな人らも最初はhiphopリスナーみたいな。推し活や消費活動の延長にスター誕生オーディションみたいな仕組みがシームレスに繋がっていて、色々なスタイルの違うhiphopラジオ番組やyoutube動画を観ているうちに主張やノリがまったく統一されていないのに、ワンユニティみたいなノリになって、俺みたいな個性の弱い人間が自宅で観ているとツイッターで老人がネトウヨ化する。みたいな種類でどんどん混乱し馬鹿になっていく。そこで改めて「オタク達も自宅に引きこもっていないでhiphopバトルに参加して、目の前で不良達と言葉の殴り合いに参加してみないか?オタクの貴方も学生時代に体験出来なかったバーチャルbebopハイスクール体験!礼儀や社会性も学べるよ!お子様連れのご家族の方々には、キッザニア ヤクザ事務所体験コーナーもあるよ!」というような第2のプロモーションの入り口なのだが、ここら辺でこの話をするのも面倒くさくなってしまったので終わりにする。

最終的に言いたい事というのは、昨日 何回もつまらないからブックオフで売ろうと思っていたのに特に理由もなく売らなかった皆殺しの天使が初めて面白く感じて、これは、フェリーニ甘い生活やツアイミンリャンの楽日などのエイベックスイベントや踊るさんま御殿を情熱大陸風ドキュメント風に撮る虚構のモキュメンタリー芸能界映画なのだ。と気づいたし、つまらなかったヴィスコンティの山猫もベリッシマや夏の嵐から一貫して同じテーマのメディアミックス映画なのだと気付いた。

それにしても、また日常生活のストレスで1万円で5本もDVDを注文してしまった。自己嫌悪だ。