映画の話

映画 覚え書き

たそがれ酒場

結局PTAのマグノリアなんだと後で気付いてはっとした。

 

ハリウッドバビロン映画の原型であるゴシックロマンスの原型は嘆きの天使にあったのか?と思いつつ、5社協定や甘粕中尉と満洲国を連想しつつ、映画内楽屋裏モキュメンタリー映画の手法が、映画自体がジュークボックスの作りになっている発想に度肝を抜かれながら、気付いてみれば、いつものカビ臭くてヌルい新東宝映画であった。野添ひとみの鳩が鉄砲玉をくらったような表情のストックホルム症候群みたいな、いつもの新東宝的ヒロイン像に巨人と玩具の川口浩の小馬鹿にしたような表情がフラッシュバックする。内田吐夢の物語の奥へ奥へと画面の奥行きを使ったサイコパスな撮影に、カサバテスのオープニングナイトのセットがダブル

津島恵子も新東宝っぽいヒロイン像を演じていて良かった