映画の話

映画 覚え書き

ラケット

ロバートライアンとロバートミッチェム。十字砲火と同じ主演俳優だが、カメラがあまりよりにならず背景や身体全体が見えるカットの映像が多く、大変見やすかった。最近の映画と違って暴力シーンに迫力を持たせようとせず、引きの絵でボスが車を止めて部下をボコボコに殴る時に高級車の影で状況をそんなに見せない感じの撮り方とか暴力シーンに固執しなくてスピーディーにサラッととる感じとか、ヒロインのバーの歌姫が歌ってるときはジブラとか辰吉っぽい顔なのに彼氏と家に帰る途中は淡島千景みたいな感じの顔になってたり、その後警察に捕まった時の顔の変化を車のヘッドライトとヒキのカメラでしっかり描きわけたり、サラッと撮るとことじっくり撮るとこのすみ分けが物語の時間軸と無関係にはっきりと区別してるのもとても良かった