映画の話

映画 覚え書き

(秘)色情メス市場

カンヌ映画祭でグランプリを受賞している映画だが、あまりよく分からない映画だった。ただ、元々お嬢様系の女子大生娼婦がタムケンを毛深くさせたようなヤクザのひもに彼氏の前でめちゃくちゃに胸や乳首を弄り回されて喘いでるシーンの微妙なハリのあるオッパイが垂れ始めてる感じとかだけ、めちゃくちゃ興奮した。令和の時代 日本人にとってもトムクルーズのようなSEXが庶民レベルで当たり前になりつつある時代に、昭和の勢いだけの下手くそなSEX と 女が気持ちいいか?どうかなんて知るかーーっ!みたいな勘違いごり押し画面。みて安心して、勃起した。

あと、母親役があの花柳幻舟なんや?みたいな驚きもありました。

 

真面目に考えてみると、これは不良がみる映画なんじゃないか?みたいな気もした。人生において一回も先輩からのリンチやヤキ。みたいなものを入れられた事がないので、モロモロのエグいショットの連続が違和感と滑稽さと卑猥さに満ちた表層的なものにしか映らず、ただただ押しの強そうなヤンキーに自分の社会的立場や女を寝取られてる場面だけが めちゃくちゃリアリティを持って感じられて勃起した。みたいな事になってるのだと思う。逆に精霊のささやきは自分が猫を飼ってるせいで映画を見終わった直後より今の方がめちゃくちゃリアリティを感じた。しかし、動物を飼ってない人から「お前 サブカルかぶれか?メルヘンおじさんやろ?」みたく言われても「まあ、そういう面も否めないっすねー」みたく人に対してなるし、歳を取ると自分の人生や過去の経験に関係ない事は余裕で脳がスルーするし自分が気持ち良ければ人にあえて説明もしないわけで、それはそれで良いのだが、女にモテないのにモテるフリをしたり不良でもないのに不良みたいなフリをしたり。余計に自分で発言が訳わからなくなるだろう。と思いつつも、そうやって一歩新しい世界に踏み出していく事が過去においては別の意味では人間的成長だったので、こうして感受性が徐々に死んでくのやなぁ。みたくも思った