とにかく、顔色が悪く加齢臭というよりもはや内臓全部腐ってんじゃないの？という死臭さえ漂いながら眼孔のみが若者以上にめちゃくちゃギラギラしているボギーがかっこいい。このような半分死体みたいな姿になりながら社会の上まで上りつめた人間しか、ストリートキッズは救えない！と思わせながら、通称ベビーフェイスと言われる不良少年はあっさり死刑になって終わる。やっぱマーロンブランドみたいな甘いマスクやし、カラーズのショーンペンみたく髪型ばっか気にしていたしなぁ...。と思いながら、この映画は成功した自分が貧乏で心が綺麗で弱かった過去の自分を夜中に思い出していじめ抜くーsleep like ナイフーギザギザハートの子守歌みたいな映画で僕は今ひとつでした。しかし、よくよく考えるとサマセットモーム、シンディクロフォードの雨と全く同じ。裁判劇と見せかけてキリスト教映画なんすよ。だから、ネット虐めとかネット裁判みたいなノリもアメリカの凄い昔の田舎の教会みたいなノリなんかな？となんとなく思ったっす。
