映画の話

映画 覚え書き

暗黒街

平日に映画を観に行きたくなかったが、今日観ないと復讐するは我にあり。を見れなくなってしまうので無理矢理みた。猫や自分の体調がおかしくなってから日頃から体調管理項目が増えた為に、平日 映画を見るために仕事中も余計にいろいろと根回ししないといけなくなったし、アートというか文化?教養?そういったモノに触れたり深掘りしたりする事に向いてない階層の人間なんかな?と思う。
映画と違って、本や音楽は、あまり時間をとれなくても嗜める教養ではあるが、映画と違って本数たくさん観ればわかってくる類のものではないようだ。ファッションもそうだが、その為にネトウヨとか音楽わかってる系の素人 政治音楽通おじさんはネットに溢れている。自分でhiphopの話などを書いてみて「結局、女にモテなかった奴や喧嘩、運動神経の悪い奴の語る音楽観?若さがねえんだよな。くせえ。くせえ。」みたいに当初は思っていたけれども、結局の原因が学生時代のモテる奴やセンスの良い奴の聴いている音楽や出入りしている遊び場に後から無理矢理お願いして紛れこんで、何も情報が拡散していない地元とかでまるで自分がセンスの良い奴かのように振る舞ったりしていたから。だからこそセンスに若さがねえんかな?みたいな絶望感があった。アマデウスにでてた陰湿なおじさんみたいな。

話はだいぶそれたが、この名作について感じた事も多少ありますが、それは週末 元気な時に書きます。ただ、スカーフェイスとかトップガンとかバックトウサフューチャーも日本の男女七人夏物語などの恋愛ドラマもそうだし、僕らが若い頃みたアメリカの青春恋愛映画の若い男女が黙って見つめ合って恋心を伝え合い濃厚なキスをする。みたいなクドイ表現がフイリッツラングのドクトル マブゼみたいな猟奇的な人妻監禁掠奪愛ものから昇華されて、この映画のような初期のギャングスター恋愛ものになっている事を発見できて良かった。僕自身も思春期のキスまでの導入はこのようなモノなのだ。という概念から脱却してエリックロメールみたいなキスシーンになるまで、もちろん若い頃フランス映画みたいなもん観てないしでかなり苦労したし、自分で物事を考えれない。とか判断出来ない人間の成長の遅さ。みたいなもんは絶望感で目眩します。し自分で物事判断出来ないから、ひたすら面白くなくても掘り続けているのかもわかりません。

だから、この映画に限らずだけども、この時期のドイツ映画の女性が綺麗で眩しい。みたいな表現が、どこか江戸川乱歩の虫とか犬神家の一族の菊人形に乗っかっている生首みたいな嫌な白っぽさなので、そういった猟奇性のある青春恋愛映画が好きな方にオヌヌメです。が、そんな若い奴はいないだろうし、いたら病院行ってください。