映画の話

映画 覚え書き

群衆

傑作。ゲーリークーパーの演技がdaigoっぽく、ゲーリークーパーを支持する熱狂的な大衆の演技がチョコプラとかオードリーの若林や小池栄子だったり 毎週末 教会に行ってるようなアメリカの善良な市民っぽくも見えるんだけど何処か半笑いっぽい。リチャードホールのメンバーのコントみたいな演技ながら、あそこまでふざけてない感じのカンブリア宮殿くらいのテンションの半笑い感で良かった。要するに劇団ひとりvsアンタッチャブルや小木矢作が従来の松竹映画のテンションをアメリカ人っぽく演じる事で団塊ジュニア世代のサラリーマンの雰囲気を表しているコントだとするとdaigo vs オードリーやチョコプラやハライチや小池栄子米倉涼子のテンションだと、よりキャプラのアメリカのホームコメディの温度に近づいたテンションなのか?と思った。結局、アメリカの白人社会の善良さや正直、公平さ。というのは、それだけアメリカ社会が古くから企業の合理化や能率化を求められた結果なのかな?と思ったし、その雰囲気がピータードラッガーとかバックミンスターフラーとかファイマン物理学とかの第2次世界大戦時のアメリカ人の雰囲気だったり企業のあり方だったりするのかな?と思った。あと全体的に色味がダークなのも良かった。ずっと、カーペンターのゼイリブ吉田喜重の血は乾いているっぽい展開(という事は結局、ルネクレールのル ミリオン)でクリスマスに自殺する為に貿易センタービルの屋上に登るシーンまで被っていった時に、ファイトクラブゴーストバスターズのラストに重なりながら、ダイハードの冒頭に被ってる感じも良かった。