映画の話

映画 覚え書き

暗殺の森

暗殺の森 ファシズムと真実への愛へ目覚める路との対立を様々な映画史のオマージュで繋げたような観念的な作品だったが、出だしこそ素晴らしかったものの、とにかくシーンとシーンの繋ぎ目が雑でカクカクした印象を受けたし、そこまで画面にのめりこめなかった。

 

ただ、山崎努のあかね雲とマルサの女の役柄が国家の犬という一つの概念に集約されていく過程と、ソクラテスの洞窟の比喩が映画館に変化する場面がシンクロするとこは素晴らしかった