映画の話

映画 覚え書き

異人たちとの夏

鶴太郎に舐めた口をきいていた自分が恥ずかしくなる。後は、TVサイズでも鑑賞できるように計算しつくされているにも係わらず、映画観で観ると今生きている世界から死後の世界までの画面が地続きの奥行きで強調されていてアルトマンのロンググッドバイでも観たな。と思いつつ大変見応えがあり、他には綺麗な女の人が実は死体。みたいなの、これがマリオバーヴォとか中川信夫の新東宝映画を実際に映画館で観た場合の醍醐味なんだろうな。と気付きつつ、あとはまあ、日活ロマンポルノ時代 昼下がりの情事ー変身の若き日の風間杜夫だとかOL日活濡れた札束の「あばよ」との比較ですよね。そういう意味では新宿ネオンクラゲのジャッキーブラウンのサミュエルジャクソン似の地井武雄が反逆のメロディにも出演しているけども、反逆のメロディの原田芳雄役がセーラー服と機関銃薬師丸ひろ子。という形で日活ロマンポルノとヤクザ映画とアイドル映画は無限ループやなぁ。と思ったし、池部良まで遡ると小津の早春の頃にすでに高倉健との共演した昭和残俠伝の任侠の池部良のキャラがすでにこの時にある程度 確率されていたなぁ。という話が、ここで昭和残俠伝の第3の男。長門裕之桑田佳祐→般若の「それならいい」の踏掛時次郎の渥美清〜任侠時代劇 旅鴉系のメロディの連想に繋がっていくのとの対比ですよね。これをどんどん遡っていくと成瀬で泉鏡花原作 山田五十鈴の歌行燈になってきますね。

 

また改めて、この映画で新東宝や日活ロマンポルノのどこか場末の影をひきずる良い意味で安っぽい濡れ場が名取裕子秋吉久美子、大女優2人により陰なのにゴージャスー所謂、淫ゴージャスに進化している点も大変見応えがありました。

 

後、この時代は日サロと覚醒剤とアイドルがお笑いのボケとか卑猥さを要求された時代だったけども(最初はたぶん台風クラブの小学生の工藤由貴にバービーボーイズを歌わせるとかギザギザハートの子守唄の元が小林旭であるとか小中学生を対象とした背伸びした曲を流行らせて遊ぶ。という70年代のヒッピーバンドマンのプロデュース遊びがロリコン社長の御座敷遊びと混ざっていったのかな?と考えると、元は祇園囃子若尾文子まで遡れますねー。話それましたが...こういう風な考え、結局、村上龍の映画小説集の若い娘にパトロンが一軒店もたせたらタチ悪いヒッピーのヒモの溜まり場になって店が崩壊した話の記憶に繋がってくし、それがマンソンファミリーっぽさなんだろうな)社会人の寝ないで仕事して遊ぶ自慢とかあったし少し前は積木くずしとかあったなぁ。とか、だったので男も女も顔色が普通にゾンビみたいだったので、今みると時代そのものが牡丹灯籠だったな。と。思いながらポーの黒猫の元ネタが牡丹灯籠なんすよ!インディアンの呪いかも知んないし。ECOシャイニング!通称 エコシャイ!

 

そういえば、この前 新宿の花園神社の前を通りかかった時に旧日本軍のコスプレをしたラッキー池田が「アクセンチュアはecoなんだけどシャイニング!エコシャイやりんしゃい!エ〜コ シャイ!シャイ!あっ!それそれ〜!」って踊ってたので、サイン貰おうとして近づいていったら、めちゃくちゃデカいしゴツくて、ピコ太郎のコスプレしたアーノルドシュワルツネッガーで殆ど山猫の頃のバートランカスターだったんだけど、まあとりあえずサイン貰ったら「次はベーコンで頼むぜ!ワッハッハ」って握手してもらって。そしたら握力が半端なさすぎて右の手骨折して、今 左手で書いてます。これが本当の神の左手悪魔の右手