映画の話

映画 覚え書き

浪速の恋の物語

ラジオを聴いていると、「初めて明かされるノリさんの真実!とんねるず誕生秘話!」......と

 

業務上過失運転致死恐怖症を常に抱え恐怖で震えながら運転している為に本日の僕の精神的な天気とか毎日の湿度に敏感に反応するようになってしまった僕の極めて敏感な福耳の地獄耳の鼓膜!

そんな僕の可愛い福耳のブラウンバニーなトルコ嬢のような鼓膜の!

その鼓膜の先端!先端カッティング エッジな状況を全く無視した広告が!広告アナウンスメンス情報がーー!

そんな精神状態で徳川幕府の如きお殿様レベルのお客様企業の大事なお荷物を運んでいる途中にーーにーーっ!にーーいっ!そんなお客様の大事な処女膜とも言うべき徳川埋蔵金に! 僕は!僕は手をつけてしまったんでーすぅ!デス!death!なーーんて馬鹿だなぁ?嘘に決まっているじゃないか?もちろんクライアントの事も...いや、それ以上に君の事も愛しているよ。で毎度お騒がせしますでお馴染みのwelcome to the jungle

番組の途中のCMの度にうざいほどの大音量で毎回流れてくる......

「JUST SAY NO DRUG WITH NO MUSIC!

JUST ROB IT! We Love it❣️(強盗とラビット関根をかけてます)」

 

それが直接の原因かはわからないが、最近ほんのりと2〜3年前のファミリーマートの店内の帝京平成大学のCMの記憶がロスサンジェルの極めて治安の悪い地区の上空を舞うヘリコプター音の幻聴と共に聞こえはじめるようになってしまった。(まあ、ファミリーマートの件はともかくヘリコプター音の方は恐らく思想強めの高須院長が実際に近所をヘリで徘徊しているせいだとは思うのだが...)

俺の中のベトナム戦争岸部シロー西遊記の再放送の記憶もまだ終わっていない!

 

しかし、よくよく考えてみると、ノリさんは元帝京大学附属高校のサッカー部だから、

 

これはバビロン陰謀論バリバリ ぶりぶり六本木パーリーナイト〜通称バリぶり隠し味で透明なテキーラに砕いたガラスの灰皿の破片を入れてラスプーチン限定シャンパテキーラとして違法販売していた店の海外メディアも注目する脱炭素化レストランの新たな試み!ノンフィクション奮闘記!の裏でまたも繰り返される第2の水俣病不都合な真実!...アルシンドになっちゃうよー

 

ではないのかも知れない。

 

浪速の恋の物語 内田吐夢にしては駄作だったが、前半1時間半くらいは、いかにも金かかった内田吐夢の時代劇でとても見応えがあって良かった。心中物なら心中天網島が今まで一番良かった。しかし、よく考えたら、この映画を後半退屈に感じたのは溝口健二近松物語と後半何もかもがほとんど一緒だったからだと思う。映画を観ていた時は、その事さえ忘れてただ次から次へと起こる場面が想定内である事にイライラした。あれも元ネタは冥土の飛脚だったか?そう考えると志ん朝の落語の特別番組も不思議で、志ん朝のCDも昔何本か聴いて「何これ?笑いのサプライズプレゼント何もねぇーしぃっと!」と思ってすぐに聴くのを止めてしまった。しかしサプライズ笑いを常に欲しがる客=幼くていもで下品みたいな事に自分に照らし合わせて毒蝮さんのラジオ解説にも実感があった。おそらく幼い客が下品にならないように誘導する作品として太陽が知っている。とかジェーンバーキンとかロミーシュナイダーみたいな女優の演技やフランス映画があるのだろうと思う。あの映画でアランドロンだけが一人で下品で画面から常に浮いていた。それが仲代達矢っぽかったが、仲代達矢は映画の中で常に周りより少しだけ上品な役が多い。アランドロンと仲代達矢はほぼ同じ表情と演技をしているのに正反対の社会的文脈になっていた。そこが、あの映画の透明感やミッシェルルグランのスコア。プールサイドの白い鳩やいきなりプールサイドから山本kidみたいな感じでアランドロンに飛び蹴りしながら顔面騎乗してくる黒いビキニのロミーシュナイダーと混ざって、かなり良かった。

要するに、メンヘラ=ナイーブって文脈でなくて、メンヘラ=下品みたいなフランス映画の社会的文脈がより階級社会を感じさせる事から来る透明感だった。

あと、途中にジェーンバーキンが自分で食ってるパンを練り消しみたいにこねくり回してロミーシュナイダーの前に2個 正露丸風のうんこみたいな感じで置いて「どっちのウンコがお好き?」

って聞いてロミーシュナイダーが左指したら

「わたしもそっち」

みたくニッコリするシーンも良かった。

あれがマリーアントワネット風ジャンヌダルク裁判 ヒッピーヘロインジャンキー。くまえり焼いても家焼くなルミネ ザ 吉本。なんすよね。

 

そういう意味で近松は、心中するものと商いを真面目にする奴意外ー吉原にいる奴皆んな下品。金儲けする奴遊ぶ奴も下品。人間全般に下品。そんな下品な民だから武家屋敷には間違いがあってはいけませんし、吉原の女は自分を捨てて虫のように社会に奉仕しているので上品。虫ゆえに上品。武家屋敷の社会的面子も納得。

みたいな逆噴射スカトロバキューム社会っぼくなってるなかで江戸の上品を表現するのは恐らく難しい仕事だろうと推測される

 

林家三平っぽい優男チュウベイがまさかの若い頃の萬屋錦之介なのが驚いた。中年以降の萬屋錦之介はほぼ梅宮辰夫ばりの顔面の迫力なので。