映画の話

映画 覚え書き

アトランタ号

ジャンヴィゴ特集でアトランタ号だけ、見落としていたのでようやく観れた。という感じだったが、仕事のトラブルか身体の不調を自分で意識し過ぎる感情のサイクルに自分が映画鑑賞中にハマって、いやあるいは単に疲れて仕事のトラブルについて考えこみはじめたせいなのか?いずれにしろあまり画面に集中出来なかった。しかし、体調の不調やささいなトラブルが起こり続ける日常がこの映画のメルヘンと合間って映画の中のメルヘンチックなフランス映画の不幸の描写と自分の人生のネガティヴ感がごっちゃになって自分の不幸をメルヘンチックに映画で楽しんでるみたいな退廃的な気分になれるーフランス映画だった。なんとなく、メチャイケでこんな風に男女が他愛もなくイチャイチャしてるようなコントがあったような?と思いながら、いや所詮俺にそのような痴話喧嘩風にみせた複雑なパントマイム芸の間など俺の脳がついていける筈もなく...と思いながらピエールエテックスのパキパキ具合良かったなぁ

 

出だしか、途中のドライアイスみたいな深い霧。子供部屋おじさんミッシェルシモンが、子供部屋で人妻と二人きりになった時テンションあがりすぎて上半身裸になった時に顕になる3歳児のいたずら書きみたいな全身タトゥー。ミッシェルシモンの占い師のおばさんのシーンや酒場のナポレオンズみたいな手品師のカリスマジャニーズホストなどメルヘンの中に薄味のホラー要素も良かった