映画の話

映画 覚え書き

英国式庭園殺人事件

雲がちぎれる時を見終わった時点で、すでにこの映画の感想は終わっていましたが、英国なのかドイツなのかオランダなのか分かんないけど、宮廷お抱え絵画みたいなのが初期のハリウッド映画のgothっぽい文脈で使用され、(つまり、これはドリアングレイの肖像などのように中世のヨーロッパ貴族の絵に書かれた図の意味が歴史は繰り返すというエネルギー保存則による時間の鏡面対称性であり時間の循環とヨーロッパ紋章学や占星術や黒魔術の理論の応用系だが、ここからアメリカのハリウッドメロドラマがGウルマーの黒猫やサマセットモームの雨 理論から出発してgothになっている。たぶんTENETも同じ発想でしょう?観てないけども。タイタニックはわかりやすくゴスだし。バックトゥザフューチャーもgothだし。結局シェイクスピアが偏執狂的に文章に対称性を入れているので今のハリウッドメロドラマはイギリスの影響なのか?と思った。あと、もちろんオセロもgothだし、ABブラザーズの中山秀之の業界人逆さ言葉もヨーロッパ占星術が由来なんだ。と気付いた。中畑清が岡田監督のサイクロイド曲線打法の説明を聞いている時の阿保みたいな顔。あれに関してはgothではない。あれは数学の苦手な高齢の視聴者に向けて物理学的な説明を抵抗感なく視聴できる為の配慮。新庄の開襟シャツのエリが立っているのはgoth。あれはコッポラのドラキュラのオマージュ。あれが体育会goth野球ど根性論。麻生太郎の顎が年々曲がってきてるのはハクスブルグ家の呪い。紋章学。)また西洋絵画っぽい画面づくりがなされている事で、飛び出す絵本 政治ゴシップ金田一耕助みたいな映画になっていて良かった。犬神家の一族を見比べてみようかな?みたいな気分になったし、溝口版の雪夫人絵図の影響もみえたけど、雪夫人絵図の撮られなかったカットが秋津温泉だったのが未だに良かった。結局、ここまでカッコつけた画面作るなら、東映の男の血潮がこだまするの高倉健丹波哲郎三田佳子の感じのがむしろお洒落なんじゃないか?とか思った。だし、イギリスとかに産まれるとシェイクスピアみたいな土方のジョンレノンみたいな奴居る可能性あんのか?とかも想像できるし、なんか暴力ふるうし嫌味や意地悪もトリッキーで面倒くさそう。みたいな偏見も芽生えてきた。ただ、日本の土方よりお洒落ですよね?今日から俺も英国式お洒落ドカタ意地悪爺さんやってやるんだ!南バルコニーの補修お願いするのに、北バルコニーとか指示してみたりとか、血糖値上がってる西川のりおにひたすら蝉の物真似やらせる上岡龍太郎とか?例えばそういったのがお洒落意地悪ですよね?